つくばからの便り

圃場1私は、茨城県つくば市にある約6反の段々田んぼで、仕事と兼業しながらお米をつくっています。

全くと言っていいくらいに経験のないところから農業に入りましたので、始めはお米を育てることに精一杯で、生き物達をじっくりと観察している余裕はありませんでした。そのような状態でしたので、田んぼにいる生き物について聞かれても、答えられないことが多かったです。せめて、自分の田んぼの生き物達のことは知っておきたい、伝えられるようになりたい、と思ったことが、田んぼの生き物のことを調べ始めたきっかけでした。まだまだ知らないこと、わからないことが多いですが、田んぼから自然を見つめることで、人と生き物達、自然とのつながりを感じることができればと思っています。

圃場2人が生きていくためにお米を作ってきた田んぼ、その田んぼに水を引くための水路、そして必要な水を確保するための溜池。三つの違った環境から成る稲作水系を、生き物達は季節によって、または種類ごとに、それらの環境を棲み分けているようです。稲作水系は周りの環境と一緒になって、様々な生き物達を育んでいます。

 

私の田んぼでは、上流に溜池は無く、沢から水路で水を引いてきています。周りに人家や田畑がある中を流れて行く水路、そこにはどのような生き物達がいるのでしょうか。今年1月に田んぼの前の水路で生き物調べをしてみたところ、トンボのヤゴでは、オニヤンマや、種類まではわかりませんでしたが、カワトンボの仲間やサナエトンボの仲間等が観察されました。その他にも昆虫の仲間の幼虫では、カゲロウの仲間やカワゲラの仲間、トビケラの仲間のように、幼虫の間は水の中に棲んでいて、成虫になると飛び立つもの。魚ではヨシノボリの仲間と思われるもの。その他、ミズムシ(節足動物門)やサカマキガイ等も見つかりました。

カワトンボ科のヤゴカワトンボ科の一種のヤゴサナエトンボ科のヤゴサナエトンボ科の一種のヤゴヒラタカゲロウ科の幼虫ヒラタカゲロウ科の一種の幼虫

人が生きていくために必要な糧となるお米。そのお米が育つために必要な水は、生き物達が安心して棲める水であって欲しいと思います。

 

過去の履歴

2011年3月26日

 

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