農閑期から農繁期へ
3月末、種籾を水に漬ける浸種を始めました。種籾を水に漬けると、農閑期から農繁期へと気持ちも変わっていきます。
4月上旬、オタマジャクシが泳ぐ田んぼの中の苗代に、浸種をした種籾を蒔きました。アマガエルやシュレーゲルアオガエルの鳴き声を聞きながら、田んぼの畔に泥を塗って水が漏れないようにする畔付けの作業をしていると、「ピックイー」と言いう鳴き声が聞こえてきて、今年もまたサシバ(鷹の仲間・夏鳥)が渡ってきてくれたことに気付かせて頂きました。サシバはカエル等を餌にしていますので、田んぼとも繋がりの深い鳥だそうです。ツバメも渡ってきて田んぼの上を飛んでいます。畔付けの作業をするために水を入れた田んぼの中を観察してみると、赤トンボの仲間のヤゴや、タイコウチ、シマゲンゴロウ等が見つかりました。

シュレーゲルアオガエル タイコウチ
例年なら4月下旬には鳴き始めるトウキョウダルマガエルの声がなかなか聞こえてこないので気になっていたのですが、5月になって直ぐに鳴き声を聞くことが出来て安心しました。
田んぼに繋がってくる生き物達との再会を果たしながら、今年もまた苗代に種を蒔き、畔に泥を塗り、田植えに向けての準備を進めています。
トウキョウダルマガエル
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